以下のテーブルには、EmbroideryStudioで作成し、管理する必要のあるカスタムアセットがまとめられています。
アセット |
説明 |
刺繍デザイン |
内蔵のデザインライブラリを使用すれば、お使いのネットワーク上にあるすべての刺繍デザインを簡単に検索、分類、参照することができます。刺繍デザインを含んだフォルダは、すべてナビゲーション枠に表示されます。詳細はデザインを管理するをご覧ください。 |
マシンファイル |
デザインライブラリではお使いのシステム上にあるマシンファイルの検索、分類、参照も簡単にできます。詳細はデザインを管理するをご覧ください。 |
イメージ |
イメージファイルもデザインライブラリで管理することができます。シンプルなファイルは既定でWindowsの「Pictures’library」にインストールされます。詳細はデザインを管理するをご覧ください。 |
アセット |
説明 |
デザインテンプレート |
テンプレートは生地、スタイル、初期設定を格納している特別なファイルです。頻繁に使用する種類のデザインは、テンプレートとして保存すれば、毎回設定する手間が省けます。詳細はテンプレートを扱うをご覧ください。 |
スタイル |
スタイルはプロパティ設定がグループ化したもので、固有の名前で保存されます。これらは簡単に刺繍オブジェクトやレタリングオブジェクトに適用できます。一から、または既存のスタイルやオブジェクトをベースにして、テンプレート用の新規のスタイルを定義します。詳細はスタイルを使用して作業するをご覧ください。 |
自動生地 |
通常生地はデザイン作成の一番初めに設定しますが、いつでも変更することが可能です。生地設定はモチーフフィル、アップリケ、ランニングステッチ以外のすべてのオブジェクトプロパティに影響します。事前に設定された生地設定に加え、特殊なニーズに対応できるように、自分だけのユーザー設定生地を作成することもできます。詳細は生地を扱うをご覧ください。 |
アセット |
説明 |
書体 |
EmbroideryStudioではカスタム刺繍書体や、ユーザーが調整した刺繍書体を定義することができます。文字は下絵を使ってデジタイズしたり、ベクターオブジェクトを変換したり、入力方法の何れかを使用してフリーハンドでデジタイズすることができます。詳細はカスタム文字をご覧ください。 |
モノグラム |
モノグラムは、モノグラミングドッカーで組み立てていきます。モノグラムデザインを開始する一番簡単な方法は、デザインタブからモノグラムテンプレートを選択し使用することです。Customフォルダにはあなたのカスタムテンプレートが含まれます。詳細はモノグラムデザインをご覧ください。 |
チームネームチーム |
チームネームデザインには何度も使用できる、予め設定したチーム名が含まれています。別のチームからメンバーを統合することもできます。詳細はチームを管理するをご覧ください。 |
チームネーム |
チームネームデザインの作成時に、プリセットしたレイアウトや顧客から受け取ったイメージをベースに作成した、カスタムレイアウトを使用することができます。一般的に顧客から注文を受ける場合、デザインに関するリクエストを受け取るでしょう。このデザインはチームネームテンプレートとして、再利用できるよう保存することができます。詳細はカスタムテンプレートを作成するをご覧ください。 |
キオスク |
EmbroideryStudioには、キャップ帽やその他の刺繍に便利なキオスクがあります。キオスクは主に、簡単に素早くグッズに名入れ等を行う小売業店向けに作られています。キオスクには予め設定されたデザインレイアウトが含まれています。キオスクで使用するレイアウトは自分で作成することができます。初期設定のバナーもカスタマイズすることができます。詳細はレタリングキオスクをご覧ください。 |
アセット |
説明 |
モチーフ |
モチーフスタンプは、ライブラリやセットに含まれるハート型、葉っぱ、幾何学模様などの既製のデザインエレメントです。独自のスタンプを定義し、個々に使用したり、モチーフランニングやフィルに使用することができます。詳細はカスタムモチーフをご覧ください。 |
プログラム |
プログラムスプリットは、針落ちでパターンの繰り返しを作成する装飾的な埋め込みステッチです。プログラムスプリットで使用する、独自のパターンを作成できます。これと同じパターンは、フレックススプリット効果と併用することもできます。詳細はユーザースプリットでパターンを作成するをご覧ください。 |
ニードル |
ニードルスタンプ機能は、デザインウィンドウでオブジェクトのアウトラインを選択し、スタンプとして適用したり、後で使用できるようライブラリに保存することができます。スタンプの土台として、ベクターや刺繍オブジェクトを使用できます。詳細はライブラリにスタンプを追加するをご覧ください。 |
アセット |
説明 |
刺繍枠 |
このソフトウェアでは、独自の刺繍枠を定義し、後で使用できるように保存したり、ユーザー設定したマシンタイプに関連づけることができます。新しい刺繍枠はソフトウェアがアップデートされるよりも頻繁に登場する為、ユーザー設定刺繍枠が必要になります。詳細はユーザー設定刺繍枠を作成するをご覧ください。 |
マシンフォーマット |
EmbroideryStudioには、ほとんどのマシンで使用できるフォーマットが装備されています。しかしお使いのマシンタイプがない場合は、マシンフォーマットの設定を独自で行う必要があります。詳細はユーザー設定のマシンフォーマットをご覧ください。 |
製品 |
EmbroideryStudioでは、背景になる生地やプロダクトを選択することができます。デザインの配置場所、サイズ、外観を表示し、デザインのビジュアル化と承認作業に活用できます。プロダクトの背景はあなたのビジネスに合わせて、カスタムで作成することができます。 |
糸チャート |
ソフトウェアに含まれている糸チャートは、様々なブランドや色の糸を表しています。糸チャートはお持ちの糸に合わせて修正することができます。自分で作成することもできます。詳細は糸チャートを作成&変更するをご覧ください。 |
メモ カスタムアセットを維持できるよう、お持ちのEmbroideryStudioの既存のバージョンはアンイストールしないでください。新しいアップデートは、お使いの既存のソフトウェアの上にインストールすることができます。EmbroideryStudioを他のPCに移動させたい場合は、自分で作成したり、第三者から受け取ったカスタムアセットは手動で移動させる必要があります。
ユーザー設定データ(ユーザー設定生地、テンプレート、モチーフ、ボーダー、書体など含む)は専用のフォルダに保存されています。EmbroideryStudioでは、ユーザー設定場所はプログラムデータとユーザーデータの2つに大別されています。
メモ フォルダの中には、システムを再起動した後に初めてソフトウェアを開いた際にのみ、作成されるものもあります。
プログラムデータは自動生地などの標準のEmbroideryStudioアセットを変更する度に、Windowsの「ProgramData」フォルダに書き込まれます。このフォルダは以下の場所にあります:C:\ProgramData\Wilcom\EmbroideryStudio
アセットファイルは以下のサブフォルダに配置されます。
カスタムアセット |
保存場所 |
ファイルタイプ |
自動生地 |
..\RES\AutoFabric |
userdefined.autost |
ボーダー |
..\BORDERS |
*.ESA |
書体 |
..\Fonts |
*.ESA |
キオスク |
..\Kiosk |
*.EMB,*.PNG |
刺繍枠 |
..\RES\Hoops |
USRHOOPS.DSC |
マシンフォーマット |
..\RES\Machines |
UserMachineModels.txt |
モチーフ |
..\MOTIFS |
*.ESA |
プログラムスプリット |
..\TEMPLATE |
*.EMT |
ニードルスタンプ |
..\STAMPS |
*.ESA |
スタイル |
..\TEMPLATE |
*.EMT |
テンプレート |
..\TEMPLATE |
*.EMT |
糸チャート |
..\RES\ThreadCharts |
*.TCH |
刺繍データにはデザインやマシンファイルが含まれます。理論的には、このデータはお使いのネットワークのどこにでも置くことができます。初期設定では以下にインストールされます。C:\Users\Public\Public Embroidery
その後ファイルは以下のサブフォルダに分類されます。
カスタムアセット |
保存場所 |
ファイルタイプ |
刺繍デザイン |
..\EmbroideryStudio e4 |
*.EMB, *.ART,*.JAN,etc |
マシンファイル |
..\Machine Files |
*.DST,*.U??,*.TAP,etc |
モノグラム |
..\EmbroideryStudio e4\Monogram Template Designs\Custom |
*.EMB |
チームネームチーム |
..\EmbroideryStudio e4\Teamname Teams |
*.TXT |
チームネーム |
..\EmbroideryStudio e4\Teamname Template Designs\Custom |
*.EMB |
イメージデータにはすべてのイメージファイルが含まれます。理論的には、このデータはお使いのネットワークのどこにでも置くことができます。初期設定では以下にインストールされます。C:\Users\Public\Pictures
その後ファイルは以下のサブフォルダに分類されます。
カスタムアセット |
保存場所 |
ファイルタイプ |
イメージ |
..\EmbroideryStudio e4 |
*.JPG, *.BMP, *.PNG, *.CDR, *.AI, *.EPS, etc |
生地パターン |
..\Fabrics |
*.JPG, *.BMP |
EmbroideryStudioでは、背景になる生地やプロダクトを選択することができます。プロダクトビジュアライザー機能は、デザインの配置場所、サイズ、外観を表示し、デザインをビジュアル化して承認作業に活用することができます。自分で作成したプロダクトテンプレート(マルチカラー可)をソフトウェアに追加することができます。
プロダクト背景はPNGイメージファイルですが、アセットとして「プログラムデータ」として扱われます。これらは以下の専用の保存場所にあります。
C:\Program Files\Wilcom\EmbroideryStudio\Products