文字は他のオブジェクトを作成するのと同じ方法で、イメージをベースに作成することができます。デジタイズの前に文字の形状が刺繍に適しているかどうかを判断し、書体の基準の高さとベースラインを決定します。
文字のコラム幅がほぼ一定で、きついカーブや角がなく、文字のセリフ(ヒゲ飾り部分)があまりカーブしていないものが最も適しています。
基準の高さは大文字の最大の高さとなります。実際は大文字と小文字にはわずかに違いがありますが、基準の高さはデジタイズに役立つガイドとなります。
標準の高さでデジタイズできるよう、標準のベースラインに沿って文字を配置します。イメージをベースにデジタイズしている場合は、ベースラインを描くか、ガイドとしてグリッドラインを使用します。yやgのような文字の形状の垂れ下がった部分は、一般的にベースラインの下に来ます。
参考 EまたはHを基準にし、書体の高さとベースラインを決定します。これらの文字はベースライン上にあり、標準の大文字の高さはこれらの文字の高さを超えることはないので、基本とするのに適しています。
文字の幅はその形状と間隔で変化します。文字をデジタイズする際、基準点を2つ入力して幅をマークします。
初期設定の間隔が、カーニングや文字全体の間隔に影響します。これは書体をパッケージする際に設定されます。基準点をデジタイズする時に各文字の周りに間隔を追加することはおすすめしません。
参考 筆記体書体を作成するにあたり、各文字の尻尾が次の文字とスムーズに繋がるよう、デジタイズ時に関するルールがいくつかあります。
レタリングのステッチ順序は、書体を保存する時に使用した接合タイプを基準に決定されます。最近のポイントまたは文字底部を使用する場合、文字にはが適用されます。ブランチングが適用されると、必要に応じてトラベルランニングを加えながら、各画をどこから開始するかが決定されます。
しかし自分でステッチの方向を考えながら画をデジタイズするのも、よい練習になるでしょう。画の順序はステッチ順序が計算される時に維持されるので、特定することも重要です。
ステッチ順序とつなぎ糸を特定したい場合は、文字をステッチしたい順番通りにデジタイズします。その後、書体の接合方法にデジタイズされたようにを選択します。