ブリング機能はシークインツールに似た編集機能で、ブリングランニングとフィルのパターンを作成することができます。シークインとブリングの異なる点は、ブリングはオーバーラップしたり、お互いが近すぎる場所に配置できないことです。またブリングにはステッチが必要ありません。
ブリング、ラインストーン、クリスタルは、どれも製品やテンプレートに配置する装飾的なオブジェクトを意味する用語で、様々なサイズや形状、色や材質があります。
ブリングデザインの作成には、2種類の処理方法があります。
3ホットフィックステンプレート生産
3直接貼り付け生産
ホットフィックステンプレートの生産方法は2種類あります。
ブリングテンプレート: |
転写前にラインストーンを配置するデザインレイアウトです。このテンプレートはカッターや彫刻機で作成されます。ラインストーンは手動の塗りつぶし処理によりテンプレートに配置され、転送テープに手動で転送されます。 |
ブリング転写: |
セミオート処理でブリングはマシンで直接転写テープ(またはシート)に配置されます。例としてIOline CrystalPressとCAMSマシンが挙げられます。ブリングデザインは、製品に熱転写されます(例:Tシャツ)。 |
直接貼り付けるタイプのブリングは、多くのマシンでサポートされています。自動ラインストーン転写マシンは、高速スピードの大量生産用にデザインされています。これらは様々なタイプのラインストーンやスタッドなどを、あらゆるタイプの生地に直接固定することができます。
参考 CAMS自動ラインストーンデコレーションマシンや直接接続のカッティングマシンをお持ちでない場合、生産用にブリングを変換コマンドを使用してブリングオブジェクトをベクターの形状に変換することができます。これらはその後、他社のアプリケーションで使用できるベクターファイルに出力することができます。詳細は切り取りデータをご覧ください。
マシンに送信される切り取りデータは、テンプレート内のブリングの位置、サイズ、形状をベクターのみで構成されています。ブリングの配置に直接関係しない繋ぎラインやデータは含まれません。例えば:
ブリングテンプレートには、使用するブリングサイズに合うようカットされた穴が含まれています。下記はストーンサイズと穴の大きさに関するテーブルです。「SS」は「ストーンサイズ」を意味しています。
ストーン |
穴の大きさ(mm) |
SS04 |
1.7 |
SS05 |
1.9 |
SS06 |
2 |
SS07 |
2.3 |
SS08 |
2.5 |
SS09 |
2.7 |
SS10 |
2.9 |
SS12 |
3.2 |
SS16 |
4 |
SS20 |
5 |
SS30 |
6.5 |
SS34 |
7.3 |
SS40 |
8.7 |
SS48 |
11.4 |
SS60 |
14.3 |
ブリングツールバーは、下記のツールを装備しています。
ブリングオブジェクトには、通常の刺繍オブジェクトのようなプロパティがあります。オブジェクトプロパティドッカーには、これらのプロパティを管理するブリングフィルとブリングランニングの2つのタブがあります。編集可能なプロパティにはブリングタイプ(サイズ、形状、色、ファセット)、パターン、埋め密度、角度、レイアウトがあります。ブリング機能に含まれるもの:
3シークインツールに似た機能
3定型のラインストーンの形状ライブラリ
3アウトラインとフィルパターンを作成するツール
3オーバーラップを避けられるようストーンの位置を調節できるコントロール
3ベクターアウトラインからブリングパターンへの変換できるツール
3アップリケのようにカッティングマシンに送信する切り取りファイルを作成するコマンド
3製作ワークシートでサイズと色によるブリングカウントの提示