希望の色設定が得られたら、プレビューと組み合わせてステッチ設定を調整しましょう。これらの設定は、全体のステッチ数、糸切り数、最適な範囲との間のバランスをとるのに使用します。可能な限りの少ないステッチ数と糸切り数で、よい結果を得ることを目指しましょう。
1これらのフィールドに関連する特定のワークフローはありません。以下のテーブルには各機能が要約されています。プレビューと組み合わせて値をテストし、満足する結果を得ましょう。
フィールド |
機能 |
ステッチ長/ |
カラーフォト刺繍の色ブロックは、ランニングステッチで構成されています。デザイン内で許容される最小/最大ステッチ長は、針落ちポイント間によって外側の制限を決定する。一般的に、長さが短いほどカーブはスムーズになりますが、その代わりステッチ数は増加します。 |
間隔 |
値が小さいほどステッチの密度は高くなる。開いたステッチには、大きめの値を使用する。 |
範囲 |
この設定は全体のステッチ密度に影響します。パーセンテージが低いと、覆う密度は低くなります。 |
カラーブレンド |
この設定は色のオーバーラップ範囲に影響します。この値を増加させると、一般的に色ブロックの間隔が大きくなります。 |
鮮明度 |
この設定はイメージの詳細のシャープさに影響します。一般的にこの値を減少すると、イメージの解像度が向上します。 |
糸きり |
次のつなぎ糸が指定したステッチ長を超えた場合に、糸切りが挿入されます。 |
糸切り数 |
この設定は、デザイン中の糸切りとほつれ止め(エンド)の数に影響します。糸切り数は、糸切りの長さと糸切りの割り合いの設定を増加させることにより減少しますが、つなぎ糸の数は増えます。 |
2例えば、オーバーラップする色を増加または減少させるには、カラーブレンド設定を使用します。一般的にこの値を減らすと、色ブロックの間隔が大きくなります。
3範囲を使用し、全体のステッチ密度を調整します。パーセンテージが低いと、覆う密度は低くなります。この方法は、背景の色によりステッチ数を減らしたい時に使用するとよいでしょう。
メモ 範囲コラムのフィールドをダブルクリックし、各糸の範囲をさらに調整することができます。前景の詳細を増やしたり、背景色を減らすのに、微分値を使用することができます。
4長さ設定を調整し、精度を増加/減少させます。長さが短いほど詳細な表現が可能になりますが、ステッチ数は増加します。
5間隔設定を調整し、密度を増加/減少させます。間隔が狭いほど詳細な表現が可能になりますが、ステッチ数は増加します。
参考 ステッチ長とステッチ間隔を増やし、全体および個々の範囲の%設定を増やすことでステッチ数を減らすことができます。
6糸切り設定を調整し、糸切り数を増加/減少させます。値が大きいほどつなぎ糸は増えますが、糸切りは減ります。
7希望の結果を得るまでいろいろと試してみましょう。確定するには、OKをクリックします。
メモ ステッチ数と糸切り数は、カラーフォト刺繍ダイアログを閉じた後にのみ確認することができます。同じデザインウィンドウにいる間は、現在の設定は糸範囲を除いて保持されます。これにより初期値の100%に戻ります。カラーフォト刺繍ダイアログに戻りたい場合は、これらの設定に注意してください。